プラモの泉

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【水性ホビーカラー】フラットベースの量とつやの関係を観察してみた

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皆さんこんにちは、ajiroです。

今回は水性フラットベースの量とつやの関係を観察してみました。

 

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はじめに

先日水性ホビーカラーH40のフラットベースを購入しました。

私は今までこの商品を使ったことが無いので、フラットベースの添加量とつやの関係を観察してみようと思います。

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裏の説明には以下のように書かれています。

  • 光沢→半光沢は5%~10%添加して下さい。
  • 光沢→つや消しは10%~20%添加して下さい。

今回はフラットベースを5%、10%、15%、20%添加した際のつやを観察します。

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塗装してみた

つやを比較するために、水性ホビーカラーのH2ブラックとH12つや消しブラックを使って、プラスチック(PS樹脂)製のスプーンを塗装しました。

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※つや消しブラックはあらかじめ希釈してドロッパーボトルに入れてあります。

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H2ブラックで塗装したスプーン

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H12つや消しブラックで塗装したスプーン

H2のブラックにフラットベースを添加します。

今回は電子量りを使って、重さを基準にして添加しました。例えばフラットベースを10%添加する際は、塗料0.5gと薄め液0.5gとフラットベース0.1gを混ぜました。

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例:フラットベース10%

添加量5%、10%、15%、20%の塗料を作り、それぞれでプラスチックのスプーンを塗装しました。


結果

塗装結果は以下の通りです。

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フラットベースを20%添加しても、H12のつや消しブラックより若干つやがありました。

 

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トップコートのツヤと比較

せっかくなので、H2ブラックを吹いたスプーンの上にトップコートを吹いてつやを比較してみました。使用するのはH20つや消しクリアーとH110半光沢クリアーです。

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下地が光沢だったためか、思ったよりつやが消えなかったです。

水性ホビーカラーのつや消しトップコートは、リニューアル前はもっとつやが消えた気がします。

まとめ

今回はフラットベースの添加量とつやの関係を観察してみました。

説明書きに記載されていた上限の20%を添加しても、H12のつや消しブラックより若干つやのある仕上がりでした。しかし個人的には、20%を添加した色の方がしっとりとしていて、明度と彩度の低いきれいなつや消しの黒色に感じました。

H2ブラックの上にトップコートを吹いたつやと比較もしてみましたが、トップコートを吹いただけでは、完全につやを消すことができませんでした。今後トップコートを吹く際は、目標の仕上がりを計算して下地の光沢も調整しようと思います。トップコートにフラットベースを混ぜても面白いかもしれません。