プラモの泉

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【とても簡単】Mr.レギュレーターMkⅠに他社の圧力計を付ける2つの方法

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皆さんこんにちは、ajiroです。

この記事では、クレオスのMr.レギュレーターMkⅠに他社の圧力計を取り付ける2つの方法をお知らせします。

 

 

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レギュレーターについて

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今回使用するのはMr.レギュレーターMkⅠです。

これはレギュレーターの基本性能である、水抜き、分岐、減圧機能を備えており、コンプレッサーと一緒に販売されている商品もあります。

 

Mr.レギュレーターMkⅠはクレオスのレギュレーターの中では一番安価ですが、圧力計が付いておりません。

クレオスは圧力計単品での販売を行っておらず、ネジの規格が独自なので途中で圧力計が欲しくなった方はお困りではないでしょうか?

 

この記事では、Amazonなどで購入できる他社の圧力計を、Mr.レギュレーターMkⅠに取り付ける2つの方法をお伝えします。

直付けする方法

圧力計

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圧力計はAmazonなどで売られています。

接続ネジのサイズが「R1/8」の商品を選んでください。

最大圧力はコンプレッサーの性能に合わせてお好きなものを選べばOKですが、数字の読み間違いには注意してください。最大圧力0.1MPaと勘違いして、1MPaの圧力計を買ってしまった方がいるようです。

ちなみに私は、アズワン 小型圧力計A形 φ40を購入しました。これは最大圧力が0.25MPaの商品です。

ジョイント

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1/8(S)凸とPS(細)凹をつなぐジョイントを用意します。

こちらはクレオスのリニアコンプレッサーに付属している場合もあります。持っていない場合はMr.ジョイント(3点セット)のジョイント3を使用してください。

ニップル

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Rc1/8×Rc1/8のニップルを使います。

こちらはホームセンターで普通に販売されております。

取付方法

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まずレギュレーターの頭にジョイントを取り付けます。

ペンチなどを使い、しっかりと取り付けてください。

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次にニップルを取り付けます。

取り付けには14㎜のスパナを使用してください。

無ければプライヤーや大型のペンチでも大丈夫です。

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最後に圧力計を取り付けて完成です。

このままでも今のところエアー漏れは起きていません。不安な方はシールテープを使ってください。

圧力確認

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圧力計の取り付けが終わったので、実際の圧力を計測してみます。

コンプレッサーはクレオスのプチコン、エアブラシはスパーマックスの0.3㎜です。

 

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無負荷時の圧力は0.1MPa弱です。

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エアを出した時の圧力は0.05MPa強です。

カタログスペックは最高圧力0.085MPa、定格圧力0.05MPaなので若干強めに出ていますね。

 

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ホースで繋ぐ方法

先ほど紹介した直付けには、ニップルが必要です。

また、1/8(S)凸とPS(細)凹をつなぐジョイントは何かと便利なので、足りなくなるかもしれません。

そこでクレオスのエアブラシの付属品使って、圧力計を取り付ける方法をご紹介します。

圧力計

直付けする場合と同じもので大丈夫です。

エアホース

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クレオスのハンドピースに付属している、PS(細)のホースを使用します。

 

ジョイント

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クレオスのハンドピースに付属している、1/8(S)凹とPS(細)凸のジョイントを使用します。無い場合はMr.ジョイント(3点セット)のジョイント1を使用します。

 

取付方法

はじめに圧力計にジョイントを取り付けます。

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次にPS(細)のホースを取り付けて、レギュレーターと接続して完成です。

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こちらの方法は工具を使わなくても、しっかりとネジが締まります。

 

直付けの時と同一環境で、圧力を測ってみました。

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結果は先ほどと全く同じだったので、取り付け方によって圧力が変わることは無いようです。

メリットとデメリット

Mr.レギュレーターMkⅠに他社の圧力計を取り付けるメリットとデメリットを紹介します。

メリット

一つ目のメリットは好きな圧力計を使えることです。クレオスのレギュレーターに付属している圧力計の最大圧力は0.2MPaですが、小さな模型しか作らない方や、低圧のコンプレッサーを使う方には目盛りのスケールが大きすぎます。

そのような方は最大0.1MPaの圧力計を取り付ければ、より精密なエア圧調整が可能になります。

 

二つ目のメリットは値段を抑えられることです。

圧力計付きのMr.レギュレーターMkⅢの定価は6800円です。

 

これに対してMr.レギュレーターMkⅠの定価は2800円、圧力計の値段が2000円弱なので、ニップルやジョイントを購入した場合でもMkⅢより安く圧力計付きのレギュレーターを手に入れることができます。

ただし、AmazonではMkⅢが定価より大幅に割引されているので、価格をよく確認してから購入することを強くお勧めします。

 

デメリット

デメリットはホースの穴を一つ占有するため、エアブラシを2つ繋げなくなることです。

最後に

今回はMr.レギュレーターMkⅠに他社の圧力計を付ける方法をお伝えしました。

すでにMr.レギュレーターMkⅠを持っていて、圧力計が欲しくなった方のお役に立てると幸いです。

 

しかしながら、これからレギュレーターを購入する方には、初めから圧力計のついた製品をお勧めします。

Mr.レギュレーターMkⅢ以外でも、Amazonで圧力計の付いたレギュレーターが2000円程度で販売されているので、そちらの購入もご一考ください。

 

余談ですが、クレオスのレギュレーターはエアーを漏らすことで圧力を調整する原始的な構造なので、減圧して使う場合は、圧力スイッチのついた他社のコンプレッサーを自動停止させることができません。

また、ネジの規格が独自で、他社製品との互換性が高くはないので、これからクレオスのコンプレッサーを使い続けると決めた方以外は、クレオス製のレギュレーターにこだわらなくてもいいと思います。