皆さんこんにちは、ajiroです。
先日GodHandの通販サイトで、ガラスカッターマットを発見しました。
興味深い商品でしたが、値段がお高いので100円ショップのガラスフィルムで代用品を自作してみました。
この記事では、ガラスカッターマットの作り方や実際に使ってみた感想、耐久性をお伝えします。
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ガラスカッターマットとは
GodHandのサイトに載っていた、ガラスカッターマットの特徴をいくつか抜粋します。
- 刃先がガラスの表面を滑るため力をかけずに滑らかに切ることができます
- 軟質性のカッターマットと違い、刃が食い込まないので、思った方向に刃を動かせます
- 曲線のカットや繊細なカットがしやすく、薄い紙のカットや、マスキングシートのカットに便利です
- 付着した塗料を溶剤で拭き取ってもマス目に影響なくキレイに拭き取れます
- 接着剤がついても剥がすことができます
私はプラモデルを作る際にマスキングテープをよく使うので、役に立ちそうだと思いました。
しかし、メーカー希望小売価格が1,980円と若干高価だった為、もっと安いものが無いかと検索を試みたところ…
検索候補に気になる単語が並んでいました。
ガラスカッターマットは自作できる
どうやらガラスカッターマットは100円ショップの材料で自作できるようです。
検索すると多くの方が、ブログや動画でガラスカッターマットの作り方を解説していました。
手軽に出来そうだったので、以下のブログを参考にして私も作ってみます。
材料
SWITCH Lite用ガラス保護フィルム
早速近所のセリアで、液晶画面用のガラス保護フィルムを購入しました。
フィルムは硬度9Hの強化ガラス製で、側面に切欠きが無いものを選びました。(切欠きについては下図を参照してください。)
方眼紙
ブログや動画で、ガラスカッターマットの制作方法を解説していた方の多くは、普通のカッターマットの上にガラス製の保護フィルムを貼っていました。
しかし私は、自宅にあった方眼紙の上にガラス保護フィルムを貼ることにします。
これにより、1㎜単位でのマスキングテープの切り出しが簡単に行えるようになるはずです。
ガラス保護フィルムが110円、方眼紙が178円なので、300円弱でガラスカッターマットが作れます。
作り方
1. ガラスフィルムを方眼紙の上に貼る
ガラスフィルムを方眼紙に貼ります。
この時ガラスの端と、方眼の線がずれないように注意しました。
2. 余分な方眼紙を切り取る
デザインナイフで、余分な方眼紙を切り取ります。
結構神経を使う作業です。
3. 角の方眼紙を切り取る
最後に角の方眼紙をはさみで丸めて完成です。
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使い心地
マスキングテープを切ってみた
作ったカッターマットを実際に使ってみます。
マスキングテープをマットに貼って、2㎜幅に切りました。
ナイフの刃が滑るようにスルスル進むので、とても気持ちいいです。
テープは通常のカッターマットより、抵抗なく剥がせました。
ご覧の通り2㎜間隔で、マスキングテープを切り出すことが出来ました。
マット下の方眼紙が大活躍です。
円切りカッターを使ってみた
次は円切りカッターを使ってみます。
こちらは針が滑ってしまい、何度やってもうまくいきませんでした。
カッターを固定して、マットを回転させるという方法も試しましたが、なかなか難しいです。
ある程度予想はできていましたが、やはり円切りカッターはガラスマットとの相性が良くないようです。
紙を切ってみた
最後にカレンダーの切れ端を、ガラスマット上で適当に切ってみました。
ナイフの刃が抵抗なく進むので、気持ちよく切れるのですが、紙も滑ってしまうことがありました。
紙が滑らないようにするためには、力を入れて押さえる必要があるので、結構大変です。
紙を切る際は通常のカッターマットの方がいいと感じました。
使用感のまとめ(個人の感想です)
マスキングテープ → ガラスカッターマットが使いやすい
円切りカッター → 通常のカッターマットが使いやすい
紙 → 通常のカッターマットが使いやすい
耐久テスト
デザインナイフ
カッターマットに何度もデザインナイフを当ててみましたが、普通に使う力加減では傷がつくことはありませんでした。
また円切りカッターを使った際も、針の跡が付かなかったので、表面の耐久性は十分ありそうです。
塗料汚れ
せっかく作ったカッターマットを汚すのは心苦しいですが、マットの上に水性ホビーカラーを垂らしてみました。
塗料は弾かれて水玉のようになるので、乾燥前なら難なく拭き取れそうです。
せっかくなので、そのまま24時間乾燥させることにします。
乾いた塗料を爪で擦ると、ポロリと剥がれ落ちました。
かなり楽に掃除ができそうです。
ツールクリーナー
ラッカー系塗料が付着したことを想定して、Mr.ツールクリーナーで残りの塗料をふき取ります。
ツールクリーナーはかなり強力な溶剤ですが、ガラスの表面を侵すことはありませんでした。薬品の耐性も十分にあることが分かりました。
接着剤
最後に接着剤をテストします。
水性のボンドデコプリンセスと、ガイアの瞬間カラーパテを垂らして乾燥させました。
ボンドデコプリンセスは爪で軽く擦っただけで、跡形もなく剥がすことが出来ました。
一方瞬間カラーパテは、何とか剥がすことはできたものの、接着剤が白化したためガラス面が白く汚れてしまいました。
ツールクリーナーは臭いがきつくて極力使いたくないので、消毒用のエタノールで白化した所を拭いてみます。
結構時間がかかりましたが、消毒用のエタノールで白化したガラス面をきれいにすることができました。おそらくツールクリーナーを使えば、もっと簡単に落とせるはずです。
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まとめ
今回は100円ショップのガラス保護フィルムを用いて、ガラスカッターマットを自作しました。
方眼紙を下に敷くことで、1mm単位でマスキングテープの切り出しを気持ちよく行えました。
刃物や溶剤への耐久性も十分で、塗料や接着剤の汚れも簡単に拭き取ることが出来ました。
一方で円切りカッターを使用する際や、紙を切る際は通常のカッターマットの方が使いやすいと思いました。
100円ショップのガラス保護フィルムは、サイズが大きくありません。
人によっては不便に感じるかもしれませんが、カッターマットを容易に回転させることができるので、私のように細かい作業が多いモデラ―には、むしろメリットだと感じました。
また、100円ではありませんが、タブレット用などのサイズが大きいガラス保護フィルムも販売されているので、大きなマットが欲しい方はそちらの購入もご一考ください。
今回はGodHandのガラスカッターマットとの比較は行いませんでしたが、使いやすさ・耐久性・信頼性を求める方やサイズの大きいカッターマットが欲しい方は、本家の商品を購入することをお勧めします。
しかしながら、およそ300円で十分に使えるガラスカッターマットが作れるという事実には驚きを隠せません。
気になる方は軽い気持ちで作ってみるのもありだと思います。
最後にガラスカッターマットの作り方を、ブログや動画で公開してくださった先駆者様に感謝の意を申し上げます。